新選組展

多分、菊水鉾

山鉾巡行見物からそのまま京都文化博物館で開催中の新選組展へ。まあ、予想は出来たことですがここもかなりの人出でした。この間、平日に休みを取ったときに来れば、落ち着いて見られたことでしょう。とはいえ、それでも相方さんにしてみれば十分すぎるくらいゆっくりと見ていたようであります。展示内容は、ペリー来航〜天然理心流〜新選組結成から池田屋事件、油小路〜鳥羽伏見から函館戦争といった具合。ボリュームは結構あったので、全部見終わるのに90分近くかかったかもしれません。いや、もしかしたらそれ以上かも。
沖田総司の読み方を『そうじ』ではなく『そうし』と思っていたとか(まあ、読み方は実際どうであったかは判らないでしょうが。山南さんは『さんなん』と読む可能性があると言うし)、禁門の変と8月18日の政変がごっちゃになったりとか(いや、僕もごっちゃになったりします)、色々な感想が自然と耳に入ってきて面白かったです。大河ドラマと絡んでの感想も結構聞こえてきました。
池田屋事件の展示では、立体パネルを使いながら、戦闘の様子を紹介。永倉と島田の手記等を元にしているようですね。映像コーナーではつい先日『そのとき歴史が動いた』で使われていた映像が流れてました。まあ、ドラマでもいよいよ池田屋ですし、主催にNHKが入ってますし、力を入れてますね。土方が大高を拷問した土蔵の写真を見ると妄想が膨らんで恐いです。笑。
最後の方で気になったのは、子母澤寛新選組始末記』の内容が史料扱いとして紹介されていたことかなあ。最近では、読み物語として捉えられているように思うので。
まあともかく、展示品の数々が、その当時実際に使われていた現場を想像したり、又どんな心境で筆を取っていたのだろうと考えるのはやはり楽しいものです。妄想万歳。